日別アーカイブ: 2013年9月15日

しりあいのかんぶじえいかんのおはなし

あえてタイトルをひらがなにしておく。(別に深い意味は無いけど)

ということで、もうかれこれ8年くらいの付き合いになるある幹部自衛官。ちょっと年上で、おそらく防衛大にいた頃はバブル期くらいだと思うんだけど、とにかく感覚が違いすぎて付き合うとつかれる。
専門はたしかアナログ系の通信だったのだけど、そのワリにコンピュータや家電なんかはからきしダメで、ガラケーでネットショッピングするのがせいぜい。
まぁこのへんは別にPCがないと生きていけませんよ、というわけでもないのでいいんだけど、防衛大で通信を学んだ人がどうしてPCや家電のことがわからんのだろう?と常々思う。
そういえば、新幹線の切符って今は自販機で座席指定して買えるじゃないですか。あれもわからないから怖いらしい。やってみれば楽しいのに。
階級とか、どういう立場なのかはめんどくさいし興味がないので聞いてないので詳細は不明。

しかし問題なのは世界の狭さだ!
決して悪い人じゃないんだけど、あまりにも世界が狭い。
18歳からずっと自衛隊なので、ある意味しょうがないのかもしれないけど、相手も自衛隊の基地がどこにあるか当然知っていると思っている。
テレビのはやりはすべて知っている、見ていると思っている。(すごいなー、他に趣味ないのか?)
知り合った当初は何でこの人、なんでも当たり前だと思うんだろう??とすごくふしぎだった。
さらに異常に見栄を張る。電車の乗り換えがわからないと恥らしい。なので、ちょっと自信が無かったらタクシーに乗る。相手を(この場合は俺だ)接待しつくすのが礼儀だと思っている。例えば、一緒に食事するとほとんど向こうが出す。なぜだ……そうしないと嫌われると思っているんだろうか?
また、ちょっと過去の話をするときに、どういう風に話したか、あれこれすべて再現して話す……ってここまで書いて思ったけど、この人って軽い発達障害なんじゃかろうか??(素人の勝手な判断です)
それともあれかなー、幹部としてのプレッシャーで少し病んでるのかなー。

それにしても、やっぱりこれまでの付き合いで一番どん引きしたのは、
「デパートで服の値段を聞いたら思いの外高くて、でもそこで買わない、というのは恥ずかしいから買った」
というエピソードだ。どういう恥なんだよ……見えない世間体と戦い続けているのだろうか。
というか、電車の乗り換えがわからないというのもよくわからないなー。
本人は何度も東京に住んだことがあって、東京の乗り換えなんかばっちりなのに、大阪はわからないから恥ずかしいらしい。
新大阪から京橋に来るのに、わからないから恥ずかしいのでタクシーで来たそうだ。
駅員に聞くのも恥ずかしいのだろうか???

と、つらつら書きましたが、一般隊員の人も仲がいい人がいて、この人はすごーくいい人です。
ただ、その人にはこちらがかなりあれこれ世話を焼いてあげたのもあって、いつも恐縮しているんだけど、他は気持ちのいい対等な付き合いができるし、知らないことにもおもしろそうー、となんでもチャレンジするので、付き合っていて楽しいのです。

ということで、まさにチラシの裏レベルのよくわからん話でした。どっとはらい。