コピペ論

ふらふらとこんなWeb記事にたどり着いて頭が「???」になつてしまつた。

コピー&ペーストは本当に悪いのか? 学生の「コピペレポート」に憤慨する大学教員に異議あり!
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32536

田村耕太郎ってなんか聞いたことあるぞ?と思ったら、なんとなんと前回の衆院選で民主党が勝ったときに自民党を一抜けした人じゃないですか!
しかも経歴を調べるとかなり香ばしいご様子。典型的な権威主義というか、なんだかとにかく経歴とやっていることが結びつかないのがふしぎふしぎ!

で、このコピペ論はかなり怪しい。というか、この記事を元に色々調べると、以前の記事でネタにした芦田御大に行き着いた。

「コピペ」は本当に悪いことなのか ― NHK『クローズアップ現代』の視点は不毛(小樽商科大学、金沢工大、茂木健一郎、野口悠紀雄、斉藤孝、みんなバカなことを言っている)
http://www.ashida.info/blog/2008/09/_nhk.html

ダメだ……この人は「引用」と「コピペ」をとにかく一緒にしたくてしょうがないらしい。
論文における「引用」は、その根拠を表すもので、誰々が何々と言っている、とかここはこうなっているのはすでに証明されている、すでにこのような研究があるが、となどと書いたときにその元になる論文、発表はこれですよ、私の書いていることがおかしいと思ったら、この引用を見てくださいね、というものであって、引用があるからコピペ研究だなんてのではない。それにしても「バカなことを言ってはいけません。」がまた炸裂しているのには笑ったが、どうも専門学校の流儀(この人は専門学校の校長で、とにかく専門学校の教育は自負しているようだ。それはそれで、本当によい教育をやっているのならいいことだと思うけどね。)だけで論のすべてが成り立っているんじゃないか?と思ったり。博士号取ってるのになぁ……まぁ分野によってそのへんは多少違うだろうけど。

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